粟田口順正店長の城戸俊郎です。粟田口は『京の七口』の一つで、東海道の始点である三条大橋より東に1Km粟田焼の地でもあります。今回ご紹介する『京都版画館』は、当店より平安神宮、美術館を経由して徒歩20分のところにある西本願寺の絵所を預かる徳力家の住い跡です。
京都版画館には、日本画のみならず木版画にも偉才を放った徳力家十二代目富吉郎(1902〜2000)の作品が展示されており、少し昔の京都の風景版画、エキゾチックな創作版画など、暖かく懐かしい作品には心癒されます。
富吉郎が京版画の伝承と後継者の育成のため起こした版元『まつ九』は、その後も引継がれ、彼らの現代に生きる作品もここでお求めになれますので、ぜひ一度立ち寄られ、ほっこりしたひと時を過ごされることをお勧めします。
 

粟田口順正 店長 
城戸俊郎

京都版画館

左京区聖護院蓮華蔵町45
TEL.075(761)0374
入場には事前の電話での申込必要
入館料は無料です